〜ナフサ不足により水回り設備・断熱材を中心に、価格上昇・工期遅延・仕様変更の懸念も〜
住まいの相談窓口「くふうイエタテカウンター」、住宅イベント「くふうイエタテフェア」を運営する株式会社くふう住まい(本社:東京都港区、代表取締役社長:長井 健尚)は、静岡県内における新築一戸建て住宅の建物価格データをもとに、2023年から2026年上半期までの価格推移を調査いたしました。その結果、建物本体価格は2023年通期の2,062万円から2026年上半期には2,185万円へ上昇し、123万円増加しました。
ナフサ不足や資材高への懸念が広がる中、建物本体価格は上昇し、高い水準で推移しています。
また、静岡県内の住宅会社によるアンケート調査では、71.7%が中東情勢悪化の影響を実感しており、ナフサ不足に起因する水回り設備や断熱材の価格上昇、さらには工期の遅延に対する懸念が広がっています。
【「建物本体価格」と「建築請負価格」について】
・「建物本体価格」とは、建物そのものの工事費・本体部分の契約金額を指します。
・「建築請負価格」とは、建物本体に加え、付帯工事や設備・仕様変更等を含む契約金額を指します。
静岡県内の建物本体価格は、2023年から2026年上半期にかけて123万円上昇
調査概要:「静岡県内における新築住宅の建物価格推移」に関する調査
調査対象:静岡県内の住宅会社・工務店(「くふうイエタテカウンター」の提携会社)
有効回答数:1,112件(2023年1月1日〜2026年6月30日の成約件数)
調査方法:新築住宅の契約実績データをもとにした集計調査(※ 中央値で算出)
調査期間:2023年1月1日〜2026年6月30日 (2023年から2025年は各年1月〜12月、2026年は1月〜6月の成約データを集計)
調査要約:
・静岡県の「建物本体価格」の中央値は、2023年通期の2,062万円から2026年上半期の2,185万円へ上昇し、123万円増(6.0%増)となりました。
・「建築請負価格」の中央値も、2023年通期の2,223万円から2026年上半期の2,366万円へ上昇し、143万円増 (6.4%増)となりました。建物本体価格、建築請負価格の双方で上昇傾向が続き、家づくりの予算計画に影響していることがうかがえます。
建築請負価格も2023年比で6.4%上昇。2026年上半期も高い水準で推移
建築請負価格は、2023年通期の2,223万円から2026年上半期には2,366万円へ上昇し、143万円(6.4%)の増加となりました。2024年以降は継続して2,300万円台で推移しており、現在も高い水準を維持していることが伺えます。
住宅会社の71.7%が「中東情勢悪化の影響を実感」、資材高や供給不安への警戒感が高まる
調査概要:「中東情勢が住宅資材・住宅購入に与える影響」に関する調査
調査対象:静岡県内の住宅会社・工務店 (「くふうイエタテカウンター」の提携会社)
有効回答数:60社
調査方法:住宅会社・工務店の経営者・支店長・営業担当者などへのアンケート調査
調査期間:2026年4月20日〜2026年4月26日
中東情勢が住宅資材・住宅購入に与える影響について静岡県 60社の住宅会社や工務店にアンケート調査を実施した結果、「既に深刻な影響が出ている」「一部で影響が出始めている」を合わせ、71.7%の住宅会社が家づくりへの影響を実感していると回答。さらに25.0%が「現時点では発生していないが、今後影響が出る」と回答しており、今後の資材価格や供給状況への警戒感も広がっています。
住宅会社の66.7%が「建材価格の値上げ」を予測。資材高・供給不安への懸念も。
建物価格が高い水準で推移する中、資材価格や供給不安への懸念も広がっています。静岡県内の住宅会社・工務店60社を対象に実施したアンケートでは、今後予測される具体的な影響としては、「建材価格の値上げ」が最も多く、次いで「着工・引き渡しなど工期の遅延」「代替品への仕様変更」などが挙げられています。住宅建築の現場では、価格上昇に加え、資材の手配や仕様決定、工期調整など、複数の面で影響が生じる可能性が示されています。
ナフサ不足等による供給不安は、水回り設備・断熱材などにも影響。
ナフサ不足等の影響により、特に手配遅延や仕様変更が発生している資材としては、「水回り設備」や「断熱材」が多く挙げられました。加えて、外装材や塗装関連も影響を受ける資材として挙げられており、住宅の基本性能や仕上げに関わる幅広い資材に影響が及んでいることがうかがえます。
こうした影響を受け、施工現場では代替資材への切り替えや仕様見直しが必要になるケースも見られます。今後、資材価格や物流コストの動向によっては、さらなる価格転嫁や工期調整につながる可能性もあります。
住宅購入の意思決定では“様子見”が増加。一方で“前倒し”の動きも一部に。
価格や供給への不安は、住宅購入を検討する顧客の行動にも影響を与えています。「購入の最終判断を保留する人が増えた」「検討のハードルが上がった」といった慎重な姿勢が見られる一方で、将来的な価格上昇を見越して「早期契約を希望する人が増えた」との回答も一部見られました。
また、住宅会社への別設問では、顧客へのアドバイスとして「早期の契約・着工」が最も多く、次いで「優先順位の明確化」「資金計画の見直し」が挙げられました。
株式会社くふう住まいは、「家づくりをもっと楽しく、もっと自由に。」をコンセプトに、家を建てたい人と地元の住宅会社をつなぐメディア・相談窓口・イベントを展開しています。
■くふうイエタテフェア(住宅イベント)
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■ 株式会社くふう住まい
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